4K・8Kとは?

そもそも4K・8Kって何?

4K・8Kとは、画面の水平方向(横)の解像度(ピクセル)を示しています。

現在のデジタル放送(フルハイビジョン)は1,080(垂直)×1,920(横)で約200万画素です。
水平方向(横)の1,920(約2,000画素)から「2K」と呼ばれています。
テレビの実用サイズとして32インチと言われています。

ですから、50インチのテレビで従来のハイビジョンを視聴すると、画像が粗く見えるのはその為です。

これが「4K」になると、ウルトラハイビジョンになり2,160×3,840で約800万画素で2Kに比べて4倍の解像度となります。
テレビの実用サイズは50インチとなります。

そして「8K」になると、スーパーハイビジョンになり4,320×7,680で約3,300万画素で4Kに比べて4倍、2Kの16倍の解像度となります。
テレビの実用サイズは100インチになります。

4K・8Kになると大画面でも高画質となり、臨場感溢れる映像を楽しむことができます!

2015年からスカパープレミアムでは、既に4Kの実用放送が始まっており、近年ではネットフリックスなどのネットテレビでも4Kの放送が始まっております。

2017年から、BS/110°CSでも4K・8Kの試験放送が始まり、2018年からは実用放送も始まります。
2020年の東京オリンピックの多くの中継が、4K・8Kでの放送予定となっております。
(※地上波での4K・8K放送は、具体的な予定は今のところないようです。)

4K・8K放送を視聴する為には?

今現在で、4K・8K放送を行うチャンネルは13局が決まっているそうです。(総務省HP参照)

そのすべての局を視聴する為には、4K・8K対応テレビ(チューナー)の購入はもちろんの事、BS/110°CSアンテナ(左旋対応)の交換・新設が必要となります。

アンテナについては、4K・8K放送は左旋円偏波を使用するので受信するにはあらたにBS・110°CSアンテナ(左旋対応)が必要になります。
また周波数が現在は2071MHzまでですが、4K・8K放送では3224MHzとなるため伝送機器(ブースター、分配器、テレビ端子等)が対応品に交換が必要になります。

4K、8K、BS/CSアンテナ

新たに4K・8K放送を受信する際に必要な機器は下記の図を参照

※4K・8K放送を見るには、テレビを対応品に変えたりだけでなくアンテナや伝送機器の交換も必要になります。
ご注意ください!!

4K,8K、BS/CSアンテナ

現状のテレビ受信機器は周波数帯域が2602MHzまでの製品が主流でした。
4K・8K衛星放送を受信する場合には、すべてのテレビ受信機器を3224MHzに対応させる必要がございます。

【BS/110°CSアンテナ】

現状のBS/110°CSアンテナでも右旋円偏波の4Kは受信可能ですが、左旋円偏波の4K・8K放送は受信出来ません。
左旋円偏波対応のアンテナが必要になります。

【ブースター】

テレビに直接配線や小分配でしたらブースターは必要ありませんが、多分配等の場合は4K・8K対応ブースターへの交換・新設が必要です。

【分配器】

建物すべてのテレビで4K・8K放送を視聴したい場合、既存の分配器も4K・8K放送対応品に交換が必要です。

【テレビ端子】

俗に言うテレビコンセントも、4K・8K放送対応品に交換が必要です。

【分波器】

地デジとBSの電波を混合してる場合は、テレビ入力直前に電波を分ける分波器も4K・8K放送対応品に交換が必要です。

【アンテナケーブル】

アンテナケーブル(同軸ケーブル)については、現状普及している「S-5C-FB」と言う規格のケーブルでしたら問題ないようですが、それ以前の規格のケーブル(5C-2V等)はそもそも衛星放送に対応しておりません。
築年数が経っている建物では、ケーブルの張替えや新設が必要です。

【テレビ】

当然ながら4K対応テレビが必要です。(8K対応テレビの発売は2018年ごろになるそうです。)
気をつけなければ行けないのが、現状発売されている4K対応テレビには、ほとんどBS/110°CS左旋のチューナーが内蔵されていません。
(一部のテレビではスカパープレミアムチューナーは内蔵されている物もあります。)

【レコーダー・録画器】

4K・8Kを録画するには4K・8K対応レコーダーが必要になります。

【チューナー】

今後、色んなメーカーより発売されると思います。

4K・8K対応アンテナ工事料金などのお問い合わせにつきましては、お気軽にお尋ね下さい!!